柿のスーパーパワー・二日酔いに効く・アンチエイジング効果も期待・やっぱり旬のモノには意味がある

柿のスーパーパワー・二日酔いに効く・アンチエイジング効果も期待・やっぱり旬のモノには意味がある

柿の効用とは

柿には栄養が豊富に含まれており、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高く健康食品として非常に優れていると言われています。
カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧の予防に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。どの品種にもペクチン、βカロテンをはじめβ-クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、リコピンなどのカロテノイド、ビタミンCを多く含みます。ちなみに、ビタミンCは柿1個で一日の必要量をほぼまかなえるくらい含んでいるそうです。疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止に効果があります。

二日酔いに効く?

柿は肝機能を高め二日酔いや悪酔いの防止に効果があることがよく知られています。 柿はタンニンの解毒作用が二日酔いを和らげます。 体内に入ったアルコールは肝臓で分解されますが、このときに二日酔いのもとになるアセトアルデヒドという物質ができます。
私たち日本人は、欧米人にくらべて、もともとアセトアルデヒドを分解する酵素が少なく、悪酔いや二日酔いが起こりやすい人種であることが研究によって分かっています。昔の人は、科学調査を行うまえから、そのことをよく理解していたのでしょう。飲酒後に「柿を食べると二日酔いに効く」という知識が、だいぶ以前からあります。柿に含まれる「タンニン」は、アルコールの吸収を妨げて、アセトアルデヒドを吸着し体外に排出する能力があります。「カロテン」は肝臓の機能を高めます。さらに、「カリウム」は利尿作用が強く、分解されたアルコール成分をすみやかに体外に排出する助けになります。

1日に何個食べるのがベスト?

柿は、果物の中でトップクラスに栄養が豊富。特にビタミンCは1個(200g)で129㎎も含まれ、1個食べれば1日分のビタミンCを補うことができます。そのほか、アンチエイジング効果が期待できるβ-カロテンや食物繊維も豊富なので、美しくいたい女性にはもってこいの果物です。

柿を食べすぎるとどうなる?

柿を食べ過ぎると次のようなものが起こる可能性があります。 まず、柿にはタンニンが含まれていますが、そのなかでもシブオールという成分は胃酸と混ざり合うと柿の食物繊維を石のように固まらせてしまう性質があるといわれています。 胃の中に石ができてしまうと胃が締め付けられたり、吐き気が起こったりといった症状が見られるようです。